令和3年度 千葉大学工学部電気電子 編入試験 編入体験記

令和3年度の千葉大工学部電気電子コース編入試の体験記です。

千葉大学 編入試験 べんきょう編

はい!では、試験までどんな感じで べんきょう してたか書いてきます。

編入のべんきょうし始めたのは、4年のはじめからでした。とりあえず、東北大めざしてました(おこがましい…)。

テストを一夜漬けでこなしてきた人は、TOEIC→数学→専門 の順番でやってくのが、やっぱりベストなのかなーって思います!

 

 

4月~12月

TOEICだけやってました(なんで730いかなかった?)。最初はduoの文を覚えてたんですけど、なんかめんどくさかったんで途中でやめちゃいました。金フレって神です。

TOEICのために幼いころ通っていた個人経営の英語塾に行ったのですが、あんまり効果なかったです。独学でもダイジョウブ!!

 

1月

徹底研究を始めました。クソムズすぎてなんもできませんでした。

 

2月

徹底研究やってました。

 

このあたり、まったく勉強が進まなくて焦ってました。なんか4年の後期って課題だの創造工学だので忙しかった印象です。他の高専もそうですよね!? テストだけやっとけば成績がとれてた環境に慣れていた自分にとって、本当にキツかったです… 暗記に頼ってたツケが回ってきたってやつです。みなさん、ちゃんと試験勉強しましょう。

 

3月

徹底研究1週目終了。その後は過去問特訓を解く。ウソ。全然解けなかった。たしか微分方程式のとこまでのa,b問題解いてやめた気がします。

コロナやばくね?ってなったのはこのころでしたっけ?

 

4月

成績表が届きました。1位!?ウソやろ。実は、本当はボク関東に行きたかったんです。千葉大には院生の先輩がいたので、内部の話は前々から聞いてました。興味のある研究室があったのもあり、速攻で志望校を千葉大に変えました。

 

この辺で、家から出な過ぎてウツっぽくなっちゃいました(家で勉強する派です)。カーテン閉めた暗い部屋でずーっとプリコネってゲームしてました。たしか2周年とかではじめ時でしたね。

 

4月3週目くらいでウツ治りました。

 

とにかく情報が欲しかったので、ツイッターで過去に千葉大を受けた先輩を探しまくって、DMで体験談を聞かせていただきました。また、web archiveでつぶれた編入支援サイトを掘り起こすなどしました。最終的には過去の募集要項をみて、受験者・合格者の人数確認(笑)をしてました。なんじゃそりゃ

 

このころから本格的に"大学生の電磁気学"をやりはじめたのですが、俺は本当に電気科なのか?って常に思ってましたね…ガウスの法則の意味すらよくわかってませんでした。この4年間は一体なんだったのか…

単位やベクトルの向きを毎回確認しながら、なんとか1周を終えました。

なんと、千葉大学と専攻科、滑り止めの編入試験日程の延期が決まりました。やったぜ。

 

5月

大学生の電磁気学を2周目に入りました。全然解けませんでした。ワロエナイ

しかし、2周目を終える頃には電磁気学の超基礎程度は掴めるようになりました。

 

大学生の電磁気学の次は基礎物理学演習iiを始めました。めっちゃ難しかったです。理解不足を感じました。

そして、ここでとんでもないことに気がつきます。誘電体・磁性体についてナンモワカラン状態だったのです。大学生の電磁気学ではあまり触れられていない分野だったので当然(電気科では?)なのですが、、、

マクスウェルの方程式(電磁波のあたり)についてもここらへんから勉強しました。

 

6月

引き続き物理学演習iiに取り組みました。

 

このあたりで電磁気に飽きて電気回路もやり始めました。参考書には"電気回路i"と"過渡現象の基礎"を使用しました。電気回路は、テブナン?瞬時値?フェーザ?相互誘導?なにそれ状態でした泣。交流と過渡現象は電磁気でも触れてたので少しわかりましたが、他はほとんど1からの勉強でした。簡単でしたが笑。複素数って便利やな〜って思いました。

ただし、三相交流は別です。専攻科で不平衡が出たら奇声を上げて暴れようと思ってました。

 

6月の終わりころから、"基礎電磁気学"っていう、授業で使っていた教科書に取り組み始めました。あれだけクソクソいってた教科書が、ひじょ〜〜にわかりやすく説明してあることに気がつき、過去の自分のバカさに呆れました。定義や法則の確認に役立ちました。

 

7月

電気回路、過渡現象の1周目を終えました。

 

専攻科,滑り止め入試が近くなってきたので、過去問を解いて解答を作成してました。数学は線形が解けなかったけど、線形の教科書を一周したら楽勝でした。そういえば、徹底研究の2周目もやりました。かなり解きやすかったです。おそらく、電磁気学(電気回路もかな?)やってると、三角関数の変換、微分積分や行列演算、微分方程式の練習にもなるので、そのおかげかなーって思います。

 

そういえば、このあたりに自己アピール文を書き始めました。卒研担当の先生(神)に卒研内容をまとめていただいて、それを軸に肉付けして書いていったら800文字なんてらくしょうでした。さらに添削もしていただきました。本当にありがとうございます。

高専生活をタラタラ過ごしてきた人は、自己アピール文を書くために、卒研は向こうの研究テーマに近いものを選ぶことも必要だと思います。わ、わたしはそんな不純な動機じゃなくて、ちゃんとやりたいからこの研究室を選びましたけどね!なんか、うちの高専の電気科で科研費がでてる研究室って自分のとことあと一個くらいらしいです。泣

 

"基礎電磁気学"をノートにまとめたのち、"基礎物理学演習ii"2周目&"大学生の電磁気学"3周目に取り組みました。4月のころからは想像できないほどスラスラ解けました。感動。

ただし、誘電体と磁性体はちょっと甘かったです。イメージを掴みきれていなかったみたいです… 。

 

8月

専攻科試験日。試験中にスマホのアラームが鳴るというアクシデント。ワロタ。合格しましたが、専攻科だったからいいものの、大学だったらどうなっていたのやら

 

"物理学演習ii"2周目と"大学生の電磁気学"3周目を終えました。その後は"電磁気学演習"に取り組みました。電気鏡像法、静電遮蔽の原理、あとはなんだったかな? ちょっと欠けていた部分を補強できたと思います。

このときが、高専生活で一番頭が良い状態だったと思います。二番目はテスト前。

電気回路の交流理論、過渡現象は忘れない程度にやってました。

あとは、面接対策に聞かれそうな質問をネットでかき集めてリストアップしたものに一つずつ答えを書いてました。2000文字くらい書きました。

 

千葉大編入試験日の一週間前に、卒研担当の先生(神)に面接練習をしていただきました。先生は神なので、なんと3人の先生方とも面接・口頭試問練習をさせていただけることになりました。先生方、本当にありがとうございます。こんだけ練習したので、さすがに志望理由だとか卒研内容のようなメジャーな質問には軽く返答できるようになりました。口頭試問練習(ホワイトボードを用いた)もやっといたほうが絶対いいです。紙に書くのとホワイトボードに書くのとってちょっと違いますからね。普段から声に出して説明しながら問題を解くことでも口頭試問力は鍛えられると思います!

 

9月

電磁気は勉強しすぎてなにしていいかわかんなくなっちゃいました。相対的に、電気回路が不安でしたね。そんなこんなで千葉大の試験日を迎えました。

当日編

 

滑り止めの試験はその1週間後でしたが、たまっていた宿題を消化しなければならず、ほぼノー勉で突撃することになりました。いや、単にやる気がなかっただけかもしれませんが、笑。

しかし、なぜか試験はリラックスして受けれましたね。最終日の面接でいうこと考えてなくてドキドキしてましたが、5分で終わりますと言われて笑いました。サイコー!

 

やったやつ

数学

徹底研究

過去問特訓(すこし

線形の教科書

編入数学入門(すこし

 

電磁気学

大学生の電磁気学

→解説がはちゃめちゃにわかりやすいです。電磁気・力学ナンモワカラン人はこれから始めて、積分やベクトル表記に慣れていきましょう。グラフを描かせる問題が結構あった(かな?)ので、口頭試問対策にも使える神の問題集だと思います。ただし、誤植がありえないくらい多いです。正誤表に載ってないのもあった気がするので、書いてあることを常に疑いながらやりましょう。また、コンデンサについての問題が豊富ですが、誘電体と磁性体についての問題が少ないです。問題数もそんな多くないです。そこはやりやすいので長所かも知れませんが。

                              

基礎物理学演習ii

→ちょっと難しいですが、よく考えればわかりますので、諦めずやりましょう。この本に載ってる問題は全部出てくると思ったほうがいいです。誘電体と磁性体の問題が豊富ですが、電気鏡像法の問題が少ないです。問題数は電磁気学演習と同じくらいで、大学生の電磁気学よりちょっと多いです。あ、あと球とか円筒の抵抗体の抵抗を求める問題がなかった気がします。

 

電磁気学演習

→ちょっと難しいですが、よく考えれば(ry

電気鏡像法の問題がちょっと豊富ですが、コンデンサの問題が少ないです。自分がやった中では、ベクトルポテンシャルに触れてたのはこの問題集だけでした。そこはやりませんでしたが。

 

電磁気って基本問題は大体似てるので、もう知ってるよ〜ってとこは飛ばしてやってもいいと思います。

 

基礎電磁気学

→教科書だけあって、とてもわかりやすいです。語句の確認に使いましょう。演習問題は上の3つでほとんど網羅できていますが、確認のため一応やっておくのもいいでしょう。

 

詳解 電磁気学演習

難易度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

電磁気学のあらゆる問題と解説が詰め込まれている、魔導書です。あまりの難しさに、問題を直視した僕は脳みそが汚染されちゃいました。編入試験の過去問でわからない問題があれば、これを開いて即解決です。

 

電気回路

過渡現象の基礎

専門科目ライブラリー 電気回路

電気回路i コロナ社

詳解 電気回路演習←枕

 

TOEIC

金のフレーズ

究極のゼミ 567

公式問題集 45

でる1000(ちょっとだけ